黒ウサギのつぶやき

日常生活の中でふと思いついたことなどを中心に、できるだけ新鮮なうちに書き込んでいきます。 とはいえ、結構怠け者なので、かなーり間が開くかもです。

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【政権】週末の総選挙前に言っておこう【交代ねぇ・・・】

08/30は衆議院総選挙。
今日このときもさまざまな媒体で選挙活動がなされている。

現在、民主党が非常に有利に展開できているようで、おそらくこの勢いのまま民主党が政権を取るだろうと思われる。

が、黒ウサギは民主党を支持しない。

正直この等が政権を担えるだけの能力があるのかといえば、それはちょっとどうかなと思うところがあまりにも目立つからだ。

マニフェストの内容を見る限り、子供もいなければ車も乗らない黒ウサギの家にはなんら恩恵はなさそうだし、政策集をあわせてみると、どう考えても負担が増すだけだと感じた。

官僚政治との決別?そんなの完了より政治家が優れていないと無理だ。
党のトップが経済に関する知識や政治に対する理念が非常に薄く、友愛などというイメージしにくいものでごまかしている時点で、自身にたいしたビジョンがないと語っているようなもの。

結局民主党が政権をとって喜ぶのは在日や中国人/韓国人といった『日本人以外』なんだろうと思う。



かといって自民党万歳というわけでもない。
自民党は自民党でまだ無駄を抱えている面があるし、正直政治家が小粒になりすぎて大胆な改革が出来そうにもない。また、互いに足を引っ張りあるわ、ちょっとした事で辞任するわ、イメージを気にしすぎるあまり、その能力を十分に発揮できていない。

これはマスゴミに踊らされすぎる国民にも責任があるため強くはいえないが、もう少し毅然と対応しろよといいたい。


その他の政党ははっきり言って政権取れる等ではないので無視。どれだけいいこといていようと結局は絵に描いたもちでしかない。自分の生活に直結しないのであれば、票を入れる価値もない。


と、民主党か自民党の択一にならざるを得ないのだが、そうなると
・自分の生活に駅になるのはどちらか
・この不況を脱する手助けが出来そうなのはどちらか
・この日本をゆがめずに維持できるのはどちらか

という観点で見ることになる。

するともう自民党しかないわけで。

民主党にした場合は
・マニフェスト実行によるばら撒きの影で増税や扶養控除の廃止、自動車税一律アップなど、さまざまな負担が結局かかってくる。
・消費税は4年間は『上がらない』が、そのあとは15%まで引き上げる可能性がある。
・消費税どころか、民主党の言っている財源って、国民の収入から「一律15%」追加で税をとることだぞ。
・対北政策が全く効果のなさそうな友愛路線になる
・中国、韓国に媚びる外交方針のため、国内の金がさらに外に流出。
・結果、国内疲弊、対外価値の下落からさらに国力が落ち、不況からの脱出が困難になる。
・中国、韓国人の入国規制緩和により、一気に外から人間が入ってくる。ただでさえレイプ大国韓国とかコピー天国中国とか言われているんだ。治安だって落ちるし、さらに働き口も減るだろう。今無職の奴ら、お前らもう仕事ないと思え。


こんな感じだ。マジでこれは勘弁。


TV、新聞の論調とネットでよく見かける論調は結構異なる。
TVの報道に首をかしげて、ネットで調べてみると、まったく違っていたりといった、明らかに『民主党に政権をとらせたい』といった報道が『NHKを含めて』行われている。

今朝のズームイン朝での一幕だが、『国立漫画喫茶の企画書が~』と言う発言に驚いた。オマケにテロップもそうなっていた。
国立メディアセンターの案は確かに金をかけすぎているが、漫画喫茶ではない。
マスゴミが不勉強なわけではなく、意図的に自民党の提出している案にけちをつけているとしか思えない。こういうのが一番気分が悪い。

おかげでTVはほとんど見なくなったけどね。

ただ、TVや新聞から受動的に情報を受け取ることに慣れきってしまっている世代は、それを鵜呑みにする。
衆愚政治、愚民化政策のツケなのかも知れないが、あおりを食らうこちらはたまったものではないな。


黒ウサギは言っておくぞ。

民主党に政権をとらせた場合、自民党がとるそれよりもきつい毎日が待っている。
あとで「こんなはずじゃなかった」などというのは禁止。特にマスゴミな。


黒ウサギが比較した結果自民党に入れると決めた。
金をむしりとられて益なしだったり、治安が悪化して大切な人が危害を加えられるかもしれない方向に日本を導きかねない政党に、なぜ票を入れなければならないのか。

もう一度言っておく。

民主党に政権をとらせた場合、自民党がとるそれよりもきつい毎日が待っている。
あとで「こんなはずじゃなかった」などというのは禁止だ!


オマケ
前にも掲載したけど、民主党に入れようかなと考える前にこれを見ておけ。
minsu


そんじゃね~

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  1. 2009/08/27(木) 22:01:03|
  2. 日々の出来事
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【まぁ】よしもとばなな×居酒屋⑤【飽きたわ】

そんなこんなで気が付くと7日連続エントリーを入れてる。

いい加減飽きてきたよしもとばななの話題。そろそろ完結編といこう。




■よしもとばななが妄想で語る

ここまでの話でどうもよしもとばななは事実に基づかないで話を進めているか、知っているが情報を提示しないことで自分を擁護する方向にミスリードを誘っているんじゃないか?という印象を受けた。

クラスに一人はいた、安全地帯から他人をののしるタイプの人間だ。
しかも女史の場合は一応作家ということで影響力も高ければバックもそれないだ。尚たちが悪い。

加藤一二三九段のお言葉にこんなのがある。

「相手を愛さなければ正しい評価はできない」

こいつは困った。黒ウサギはとてもじゃないがよしもとばななを愛することはできないぞw



いい加減この話も決着をつけなければね。だれてきたし。
今回も『黒うさぎが書きたいように』書かせてもらうので、覚悟して読め!w



エッセイの後半、おそらく彼女が訴えたかったのはここだろうなーと『装って』いるところを見ていく。


『 これが、ようするに、都会のチェーン店で起こっていることの縮図である。
 それでいちいち開店資金だのマーケティングだのでお金をかけているのだから、もうけが出るはずがない。人材こそが宝であり、客も人間。そのことがわかっていないで無難に無難に中間を行こうとしてみんな失敗するのだ。それで、口をそろえて言うのは「不況だから」「遅くまで飲む人が減ったから」「もっと自然食をうちだしたおつまみにしてみたら」「コンセプトを変えてみたら」「場所はいいのにお客さんがつかない」などなどである。』



どこから突っ込んだら言いのかわからないぐらいのひどい分析だが、『どこまで現実を調査して書いているのか?』ということを考えると、これまでの傾向から「まぁ、想像で書いているんだろうな」という感じになる。

作家やら識者やらに多い傾向なのだが、どうもちゃんとした調査をしたり、そういった調査結果を入手して語っているのではなく、
『私の周りでは○○のように「感じる」から、きっと世界全体がそうなんだ!』
という、よくわからない理屈を持ってくるケースが多い、と思う(w)。

論文を書いた経験がある人ならおそらく判ってくれると思うが、何かを主張する場合は関連するデータの提示が必要だ。
そうでなければ相手を納得させ、自らの主張の正当性をアピールすることができない。

つまりこのエッセイは、論としては最低レベルどころか失敗作に他ならずそんな文章でお金をもらっているなんて、
首つって死んだほうがましなほど恥ずかしい行為である。

針小棒大に書いても、妄信フィルターのかかっている読者はそれを信じ、頷いてくれる。そして本を買ってくれる。
そんなことを繰り返すうちに、上のようなことを書いても恥ずかしく無い人間になってしまったのかなぁ・・・。
(過去の日記を見るに、昔からそういう人だったようです。昔から電波+恥知らずだったのね)


さて、女史は今回の例をとって『都会のチェーン店で起こっていることの縮図である』としている。
だが、この言葉の前後に、同じような目に何度もあったとか、他の店でもそうだったとか書かれていない。

本当に女史が言う程すべてのチェーン店で同じような対応がされているのだろうか?
確かにマニュアルは最大公約数的な対応をするために作られるため、似たような結果になるものはある。

だが、実際には『持ち込み料をいただく』というチェーンが存在しているし、持ち込めるもの、そうでないものを分けているチェーンも(居酒屋ではないが)存在する。

どうにも十分な調査もせずに、身の回りで起こったいくつかの『不満な出来事』を元に「チェーン店ってみんなこうなんだ!」を言っているようにしか読み取れない。

『都会の』と限定しているところからも、十分な調査をしていないどころか、自ら脚を向けた範囲でしか語っていないというところが伺われる。

大規模飲食チェーンは郊外にも店舗を持っている。そしてマニュアルは基本共通だ。
エリアによって対応に変化があることは好ましく無いので、何かを変えるときはいっせいに変える。
(もちろん事前調査という形で限定的に行うことはあるが、ここでそれを言い出したらきりが無い)

それとも、田舎には大規模飲食チェーンは無いとでも思っているのだろうか?むしろ大通り沿いの土地が安く、集客もそこそこ見込める郊外店舗ほどコストパフォーマンスが優れている、という調査結果も総務省から出ている。




『それでいちいち開店資金だのマーケティングだのでお金をかけているのだから、もうけが出るはずがない。人材こそが宝であり、客も人間。そのことがわかっていないで無難に無難に中間を行こうとしてみんな失敗するのだ。』

これなど噴飯ものだ。
いったいよしもとばなな女史は何を持って大規模居酒屋チェーンが『儲けが出るはずが無い』などというのだろうか?

一例だが飲食店チェーンでは、非上場の株式会社モンテローザ(白木屋、魚民、笑笑など)の平成21年度の売上高は1,361億円である。ここは相当非人間的な従業員の扱いとかよく言われているが、それでもこれだけ稼いでいるわけだ。
上場となると大庄(庄や、やるき茶屋など)が762億円だ。

経常利益率はどれだけ出ているのか?となると、上場企業しか公開していないが、3%前後~12%あたりになるようだ。決して悪くは無い。
この辺は客単価が2000台~3000台というあたりが関係してくるのだろうね。

原価率は26%~30%の間を行ったり来たりというところかな?
ちなみに居酒屋の利益はほとんど『酒類』です。食べ物ばかり食べられると、正直儲けが少ないんですわ。

だから持ち込みワイン飲むなんて論外なんだよ。

また、2004年から2008年にかけての業績の伸びも、所謂大手(店名を聞けば「ああ、あそこね」)となる企業は概ね伸びており、業績が下がった時期も、原油高等や、世界的不況など外的要因が主なものとされているようだ。
とはいえ『過当競争』感は否めず、互いに食い合いになっている傾向も否めないところ。

個人経営の店と比べると、店舗展開やイメージ戦略、ターゲットを広げるかターゲットごとに別ブランドを作るといった方針のため比較的安定感が高い。



『開店資金だのマーケティングだのでお金をかけている』そうだが、具体的にどれだけかけているかを確認したことはあるのだろうか?

株式会社大庄の場合はマーケティング費用約25億という情報がある。これは2007年度のもので、「拡大」という表現をしていたので、2006年度はもう少し少なかっただろう。
これはマーケティング費用としてはやや少ないほうだ。もちろん『大規模飲食チェーン』として、という条件だが、ばなな女史もその前提のはずだから問題ないだろう。

金をかけすぎてはいないんだよ。
出店に関しても賃貸を中心として費用を抑え、展開に失敗した際のリスクを抑えることが常識だ。
そういったところまで細かく精査してマニュアルを用意して企業運営を軌道に乗せる。

いったい女史はは何を元にこんなことを口走っているのだろうか?
それはこの一言に尽きるのだろう。

『人材こそが宝であり、客も人間。そのことがわかっていないで無難に無難に中間を行こうとしてみんな失敗するのだ。』

この手の人間がよく言う言葉である。言い換えれば

『私の我侭を聞かないなんてありえないでしょ?お客様は神様だってこと理解していないのかしら!マニュアル対応サイテー!MJMK!』

こんな感じだろうか。どっちがMJMKなんだか。


『従業員』という意味では人材は確かに宝だ。
だがそれは、マニュアル化されていないためにトレーニングが困難で、優秀な人材がなかなか手に入らない場合に限る。

徹底してマニュアル化し、まったくの素人でも数日もすればそれなりに働ける環境で、顧客の期待値も低い場合はすぐに一線級の戦力になるため、不満を言おうものなら瞬く間に「代えはいくらでもいるんだZE☆」となる。

『顧客』という意味でも当然宝だ。だが神ではない。
こういったチェーン店はターゲットとなる顧客層を設定し、ターゲットに受けがいいように作られる。そこから外れる人間はむしろノイズであり、歓迎されない。
そういう顧客には、それに合わせたブランドを立ち上げるか、完全に切り捨てることで、そのブランドは一定の利益をキープできるのだ。

どこまでも拡大させていこうとした場合、儲けになりそうなターゲットを見つけ、それにあわせたブランドを順次立ち上げればいいだけで、何もひとつのブランドですべてをまかなう必要は無いのだ。

さらに言えば、そのどれにも当てはまらない人間は、居心地悪い思いをしながらその店で食べるか、勝手に気に入った店を探してもらえばいい。


効率を重視し、最大公約数的なサービスを展開する。
これが大規模チェーン店の形だ。どこへ行っても同じブランドの店なら同じサービスが受けられる。

それを『是』とするのが今の日本人の最大公約数的意識なのである。

『無難に無難に中間を』という表現もおかしい。
チェーン店にはそれぞれターゲットを決めており、そのターゲットに特化した店舗展開をする。ターゲットにとってもっとも興味がりそうなサービスを確実に展開するための最大公約数的運営であり、大多数の顧客はそれで納得する。
(満足では無いという点に注意。代金を払う価値があると『納得』するのだ)

自分の理想どおりでなかった(その店のターゲット外だった)からといって『無難に中間』などというあいまいな表現をされては困る。
文筆家にしてはさすがに稚拙。



『お客様は神様です』という言葉が誤って広まっていることは周知の事実。どうにもばなな女史はこの『誤った』認識の下に日々を送っているように見えてならない。

この言葉を最初に語った三波晴夫が自身のブログで語っているので、よければどうぞ。
■「お客様は神様です」について
http://www.minamiharuo.jp/profile/index2.html

ホント、勘違いして調子に乗った客の相手をさせられるのは日本ぐらいだよ。三波晴夫にはもっと声を大にして、日本人の意識改革をしてもらいたいもんだ。



さて、どうにもばなな女史の言っていることは裏づけが怪しいぞ?と感じはじめた(まぁ、冒頭からではあるんだけど)わけだが、さらにこのあとでその思いは募っていく。

『それで、口をそろえて言うのは「不況だから」「遅くまで飲む人が減ったから」「もっと自然食をうちだしたおつまみにしてみたら」「コンセプトを変えてみたら」「場所はいいのにお客さんがつかない」などなどである。』

これ、大規模チェーンだからじゃないでしょ?
『お客様が居心地がよいように心を砕く』個人経営の居酒屋とか、それこそ多少言葉は違うけど作家だって言うぞ、これ系の『負け惜しみ』は。

雑誌廃刊の言葉とかを見るとまんま上のような感じなんだがね。あれもチェーンなんだ?無難無難に中間を行ったわけなんだ?

ホント・・・。何もわかってないのね・・・。事業に失敗した人間というものを・・・。


・これらの言葉を『誰が』口にしていたのか。
・実際に聞いたのか。
・誰かからの又聞きなのか。
・なんとなくそんな気がするレベルなのか。


結局、この一文はすべて裏づけの無い、ミスリードを誘って彼女の行動に正当性をもたせようとするだけの、言い訳の文章でしかなかった・・・ということ。

何度も言うけど、よくこんなので文章書いてお金もらってられるよね?
恥ずかしくないのかね?


なんというか・・・ここまで読み進めると、全部(友達の存在含めて)頭の中の出来事なんじゃね?とさえおもうわ。
人生脳内革命!



で、最後にこのエッセイの結び。苦労詐欺的にはこれが一番カチンと来た。

『 というわけで、いつのまに東京の居酒屋は役所になってしまったのだろう? と思いつつ、二度とは行かないということで、私たちには痛くもかゆくもなく丸く収まった問題だったのだが、いっしょにいた三十四歳の男の子が「まあ、当然といえば当然か」とつぶやいたのが気になった。そうか、この世代はもうそういうことに慣れているんだなあ、と思ったのだ。いいときの日本を知らないんだなあ。』


本当にムカついていたんですねありがとうございました。

『痛くもかゆくも無い』といいながらなんだよこのどろどろした文は。全然丸く収まって無いじゃん。
思い切り私怨垂れ流し。

しかも出版するとかありえないだろJK。

言動を一致させろよ!鍵付引き出しにしまっておくべき日記だ日記!こんなの!
入ってますか脳!?


『東京の居酒屋は役所になってしまったのだろう?』
役所なめんな。『役所=マニュアル』なんていうステレオ的な認識は完全に時代遅れ。
本当に外の世界を見ていないんだな。女史は頻繁に外出しているようだけど、その目には魚のうろこでも乗っているんですか?
そして『東京の居酒屋』というのも変だろう?愚痴の対象は『大規模飲食チェーンの居酒屋』だったはずだ。

『東京の居酒屋』だと、女史が大好きな『我侭も聞いてくれる☆』小さな居酒屋も含まれるんですが大丈夫ですか脳?

散々書いているが大規模飲食チェーンはマニュアル化することにより『ターゲットとなる客層の多くに』『均一レベルのサービスを提供』する形態の商売をしているんだよ。
女史の知識不足・社会経験不足で勝手に勘違いして騒いでいるくせにどうしちゃった脳?

『三十四歳の男の子が』
キメェeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee!

写真つけちゃうよ!
banana001
『三十四歳の男の子が』
グロェeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee!

三十過ぎのおっさん捕まえて『男の子』言ってるんじゃねぇよ!キモ過ぎるよ!
腐女史ですか脳?

・・・あ、そうか。女史は自分より年下と見たら全部子ども扱いなのか。
だから店長に正論言われたことをいまだに根に持って、こんな子供じみた手段で報復するわけですか。

むなくそわりぃ。

『そうか、この世代はもうそういうことに慣れているんだなあ、と思ったのだ。』
自分が時代に追いついていないということに気がついたでFA?
ようやくここで自分がどれだけいたいことをしてきたのか気がついたのかなと思ったら・・・

『いいときの日本を知らないんだなあ。』
・・・加藤一二三九段が「うっうー」といいながら将棋板を真っ二つにするレベル。

だめだこいつ。早く何とかしないと日本の毒だ!薬にできないレベルの毒だ!

彼女の言う「いいときの日本」はきっと彼女の我侭が許容され、時には彼女のことをちやほやしてくれる頃・・・なんだろうなぁ。
要はバブル期。

たいした能力が無くても、経済が上向きだから何とかなっちゃった時期。

・・・誰のこととは言わないけどね!刺青入れてる世間知らずの作家とかね!

このエッセイ全体を通して女史が言いたいのは、きっと
「最近の日本って世知辛くね?」
ということなのだろう。はたまた
「あの年下の店長、このよしもとばなな様を捕まえて説教とは身の程知らずもいいところ!本にして一生のこるようにしてやるわフヒヒ!深く反省しやがれ!キー!」
こんなところかもしれない。

でもね、世間が世知辛いと感じるのは、女史が時代の流れについてこれていないからであって、単なるロートルの僻みでしかないってこと、そろそろ気がついたほうがいいと思うな。



とまぁ、5回にわたった「よしもとばなな×居酒屋」もここまで。

長ったらしい話にお付き合いいただき、ありがとうございましたー。

そんじゃね~ ノシ

  1. 2009/08/21(金) 18:28:02|
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【脳内】よしもとばなな×居酒屋④【マーケティング】

そろそろこの話題も下火になったのかな?

なんにしてもまだ言い足りないところはあるので、引き続きかいていきます。

こんなことしている暇があったら、Project Divaの新曲を仕上げたいところなんだが、
まぁ、はじめたことだしね。

というわけで本編



■本当に居酒屋ははやっていなかったのか?他


さて、この話ももう4回目だ。いい加減まとめに入りたちtころなのだが、文才ないのでね。今日もだらだらいくお!


今回のテーマは「果たして居酒屋は本当にはやっていなかったのか?」という点だ。
一見してどうでもいい話かもしれないが、このエッセイの正当性を印象付ける描写として書かれているようなので、ちょっと見ていきたいと思う。

さて、該当する内容はこれ。

『居酒屋で土曜日の夜中の一時に客がゼロ、という状況はけっこう深刻である。
 その深刻さが回避されるかもしれない、ほんの一瞬のチャンスをみごとに彼は失ったのである。そして多分あの店はもうないだろう、と思う。店長がすげかえられるか、別の居酒屋になっているだろう。』


まぁ、ばなな女史お得意の『決めつけ&脳内事実認定&ミスリードへのお誘い』ですな。


土曜日の夜中一時。これは実は結構重要なポイントになるのだが、その前に。

まず、この居酒屋の立地がわからない。

『東京』とは言っているのだが、東京といっても広い。23区にしたって人の多い少ないはあるし、青梅とか行くともはや田園風景だったり温泉地だったりするかんじだ。

そのあたりは相変わらずの情報不足だが、おそらくは23区内、それも山手線の内側あたり・・・というところだろうか。

このあたりはこれまでの記述からの推測でしかないので、あくまでも仮定として話を進めさせてもらう。そのあたりは比較的人口が集中しやすい場所が多そうだからだ。

では、そういった場所で『土曜の』、『深夜一時』でも『お店に客がいっぱいいるような』、『大規模飲食チェーンの居酒屋』が果たして存在するのか?

まぁ、これはYESだろう。新宿・渋谷・池袋といったそもそも「寝ない」街であればそれも考えられる。24時間営業の店や早朝まで開けている店も多い。


では、それ以外であればどうか?

田端、鶯谷などの比較的駅前がおとなしめで住宅地が近いエリアや、東京などオフィス中心のエリアは、土日は深夜帯になるとめっきり人が減る。

金曜の深夜であれば、仕事帰りに一杯が高じてしまってそんな時間になることもあるけれど、土曜は多くの人にとっては『休業日』である。わざわざそんなところへ出て行って深夜まで飲む人間はそれほどいない。

事実、黒ウサギは仕事の関係上、休みが他の人とずれることがあるため、土曜に職場の人間と遅くまで飲むことがあった。
飲み会の会場は新橋やら東京、時には銀座などが中心。

2004年ごろから今までそんな感じだ。月に数回は土曜の飲み会が発生してたころもある。

で、入ってみるとそんなに混んでいない。時間はまだ10時台。電車はある。
寂しくは無いなぁと言う程度の程よい混み具合。土曜のオフィス街は人口が減るから、まぁ当たり前だ。
デートの後で飲んでるみたいなやつがたまにいて、そんなときは殺意の視線を送ったりもする。こちとら仕事だバーローと。

で、3次会あたりになると日付が変わっていたりすることも往々にしてあるわけだ。

黒ウサギはもう帰れないので朝まで漫画喫茶でもいいやという気分で飲み屋に入る。薄給なので「笑笑」とか「白木屋」とかだ。
客、まばらなんだよね。自分たち以外はいないこともあるし。

まぁこれが新宿になると半端無いわけだが。朝の8時から酒飲んでるやつとかいるぐらいの街だし。しかも平日。いつも誰かしらいる。

つまり立地によって混む曜日・時間帯は様々なのだ。

どんな立地でも常に混みあっているわけではない。
だからこそ『居酒屋で土曜日の夜中の一時に客がゼロ、という状況はけっこう深刻』ということを読者に納得させるには、この店がどこにあるのかを明示しなければならない。
それを抜きにこんなことかかれても、頷くのはあまり居酒屋を利用しないやつぐらいだろう。


ちなみに近くのお友達のお店は午前一時にはすでに閉店している。
ワインオープナーがある、ということはおそらく飲食店だ。
借りて戻ってこれるということは近い時間までは営業していたということだ。
となると普通のレストラン系とはちょっと思えない。レストラン系は客足が途絶える深夜帯に営業することはめったに無いからだ。そもそも需要が非常に少ない。

仮に住み込み経営型の店だったとしても、深夜帯にワインオープナーを借りに行くなどという非常識を敢行できるものなのだろうか?
それを鑑みるに、やはりこの友人の店というのは、

「お酒主体の飲食店で、遅い時間まで店を開けている系統の店」
「レストランでもなく、居酒屋でも無い。居食屋に近い系統の店」


ということになるのではないかと思う。おそらくL.O.11:00、閉店12:00ぐらいなんじゃなかろうか。それなら25:00近辺では閉店処理や清掃などをしていてもおかしくないので、ワインオープナーを借りに行くことを思いついてもおかしくない。

ちなみに新宿などになると個人経営の店でも深夜帯は普通に開いているところも珍しくない。
前にとあるお店のオーナーさんに話を伺ったところ、深夜帯も結構人が出歩くから、人件費などを考慮しても儲かることがあるのだそうだ。
怖い人が多いから、女の子は働かせられないそうだけどね。

このエッセイでは店の種類がわからないんだけど、上で推測した系統の店なら、儲かるならもう少し営業時間伸ばしてもいいレベルじゃない?

女史ご一行のお友達ならさぞかし『上昇志向・創意工夫傾向』が強い方なのだろうし。
馬鹿みたいな人間じゃないんでしょ?きっと。

にもかかわらず閉店しているのであれば、普通にその時間は人通りが少ないってことだよね。

・・・ちと強引か。うん・・・強引だなw



えーと、大人7人が平然と往来で酒を回し飲みして楽しくおしゃべりができるということは、女史たちが底抜けの非常識人でも無い限り、店の周囲は住宅街ではない。
住宅地なら、速攻で通報されるはずだし。

で、そんなまねするぐらいだから、人通りはそれほど無い(=邪魔とは思われにくい)のだろうから、新宿やら渋谷のような不夜城系でもない、と。

・・・となると普通土曜日の深夜はそれほど人が居ないように思えるんですが。

家族と土曜深夜に飲み屋→無いだろJK
同僚と土曜深夜に飲み屋→普通休みだろJK
友達と土曜深夜に飲み屋→まぁこれはあるかな
土曜深夜にお一人様で飲み屋→寂しい。お前は俺か!


この条件に、『そもそも往来にさして人が居ないんじゃね?』が加われば、自分たち以外の客が居なくてもさして気になるものではないのではないか?


『居酒屋で土曜日の夜中の一時に客がゼロ、という状況はけっこう深刻』

2006年時点の話として、
「周辺のお店が混雑しているのに」
とか
「世間一般では土曜深夜でも居酒屋は大混雑なのに」
とか
「私がいつも使うお店では土曜深夜でもお客が居るというのに」
といった比較対照も無く、さらに
「この店はいつも土曜深夜の客がゼロだ」
といった同店の他土曜深夜の実績をあげるでもなく

『けっこう深刻』

と結ぶ。これ、かなり計算されているんじゃないかと思う。
ミスリードさせる気満々だもんね。

この内容を頭から信じると、読者は下のような認識を持つはずだ。

・一般的に土曜深夜も居酒屋は込み合うものなんだ。
・それは立地に関係なく、『居酒屋』であればそういうものなんだ。
・にもかかわらずこの店にばなな女史一行以外の客が居ないということは、この店はいつも寂れているということだ。


そこから発展して、店に対してこんな印象を抱くかもしれない。

・あまり雰囲気がよくないとか、そういうのがあるんだろうな。だから客が入らない。
・料理もまずいんじゃないか?だから客が入らない。
・見た感じ汚い店なのかも。だから客が入らない。


恐るべしミスリード&人の想像力。


このエッセイは(当たり前ではあるが)どこまでもばなな女史の視点から書かれており、検証や調査などが行われているわけではないのに『事実』としてつづられている。

フィクションである小説であれば、多少現実とは慣れた感覚でも『エンターテイメント』として許されるだろう。
だが、このエッセイは生活視点で書かれるほぼノンフィクションである。
物書きであるという彼女の影響力も含めて考えると、自身の考えこそ絶対の事実というスタンスで


『居酒屋で土曜日の夜中の一時に客がゼロ、という状況はけっこう深刻である。』


などと書くのは軽率もいいところで、女史の経験の浅さ、確認行動をとらない無責任さ、40を過ぎた大人とは思えない分別・思慮の無さを印象として受ける。

・・・単に書いててムカつきが復活しただけじゃないかって気もするけど。


おそらくは、バブル真っ最中のころの居酒屋をの記憶で書いたか、歓楽街などにある居酒屋のイメージを『普遍的なもの』として認識してそこと比較して書いているのではないかと想像する。

立地や客層、季節や日にち(給料日まであと何日?)で客の出入りなどいくらでも変動する。
たまたま客が居ないという可能性だってゼロではないのだ。


ここまでのエッセイの筆運びからすると、女史はこの店を利用するのは初めてのようだし、たった一回でそこまで見抜けるとはたいした『慧眼』でございますな。

ははは。こやつめ。



続けよう。女史はさらに続ける。

『その深刻さが回避されるかもしれない、ほんの一瞬のチャンスをみごとに彼は失ったのである。そして多分あの店はもうないだろう、と思う。店長がすげかえられるか、別の居酒屋になっているだろう。』


大きなお世話である上に、自意識過剰もいいところである。

前述したように、土曜深夜に客が居ない状況が本当に深刻か証明していない状態で、よくここまでいえたものである。
まるで女史たちに冷たくしたから、この店はもうだめだといわんばかり。

さらに言えば、大規模飲食チェーンにとって、一部のセレブ連中はそれほどありがたい客層ではない。
むしろガタガタと我侭を言う客は所謂『クレーマー』でしかなく、マニュアルによって画一的なサービスを提供する店の方針と相容れないため、経営側としては排除したいと感じるものだ。

クレーマーの言うことに商売繁盛の秘訣があったのは一昔前のこと。

2006年ごろであれば新規事業や未開拓分野であればクレームからサービス改善につなげることもできたものだが、もはや意見はほぼ出揃ってしまっており、耳を傾けてもさしたる改善は見込めない。

むしろクレーマーに捕まって従業員の作業効率が落ちるぐらいなら、その客を切り捨てて用意したマニュアルどおりの内容で飲食していってくれるその他大勢をもてなしたいと考えるものである。

客足が落ち、採算が取れなくなったらその店をつぶして別の場所に作ればいい。
それをするだけの企業体力が、大規模飲食チェーンにはあるわけだ。


もちろん、こんなことを表立って口にするほど馬鹿では無いけどね。ブランドイメージがた落ちだし。

だから「テレビではお客様の声に耳を傾けるっていってた!」とか「新聞ではそんなこと言っていないよ!何妄想してるの?」とか言われても黒ウサギは乾いた笑いを返すしかない。

わかった!さてはお前馬鹿だな!?って。


ばなな女史には大規模飲食チェーンの中の人の知り合いはいないのかね?
いるのにこういう話を知らないのであれば、ま、その程度の仲ということだろうね。

従業員の待遇や、接客態度などの問題でよく話題に上る某居酒屋チェーンは、2008年度の同業種の売り上げランキングでベスト5に入っている。入店者数にしても似たようなものだ。

それが、大規模飲食チェーンの企業体力、ということだ。


断っておくけど、黒ウサギはそういうチェーン店は嫌いではない。

・マニュアルがあるということは、おおはずれな店員に遭遇する率も下がる。
・同じく「あの店は糞だった!」というほどひどいのに当たることもまず無い。
・基本的にえこひいきが無いという、その部分に気を遣わなくて住むという安心感。
・放っておかれたい・見知らぬ人間が土足で踏み込んでくるなという、現代の気質に程よくマッチした運用方針。


こういったものを持つマニュアル中心のお店は好きなほうだ。
もちろん上のような扱いを受けたくないな。丁寧に対応してほしいなというときは相応の店に行く。
大好きですロアラブッシュ。予約取れなさ杉だけど。

気分や目的に応じて利用する店を変えるというのは当然のことであり、ニーズに応じた店のすみわけがしっかりできている現代は、ファミレスすらなかった1970年代と比べればずいぶんと選択肢が広がったと思う。

郊外に住んでいる場合はそうで無いかもしれないが、こと都市部を生活拠点とする場合、その多様性は目を見張るものがある。


いいじゃんファミレス、居酒屋チェーン。ちょっとうるさくて雑然としていてマニュアル対応だけど、その分コストダウンがんばってるし、味はそこそこだし、グダグダ居座ってても何も言われないよ?

ここでひとつ疑問なんだけど、何でもう戻ってこれないかもしれないような大切なお友達の送別会をチェーン居酒屋でやるの?
その程度のお友達ってことでFAなの?
かなりの人脈があるのにチェーン居酒屋?

なんか、この話自体作り話じゃね?見たいな印象なんですけど。


土曜深夜に客がゼロといっても、その一日だけでは深刻かなどわからないしばなな女史らがワインを飲むのを黙認することがその状況を好転させる要素たるかなどさらに疑わしい。

本当にこの店は流行っていないのか?ばなな女史の発言は説得力に欠け、単なる想像の域を出ていない。
にもかかわらず、自らの調査不足を棚に上げて、まるでそれが普遍の事であるかのように語るこの厚顔無恥さよ。ムチムチ。


■結論
この店が流行っていないとは言い切れない。そう言い張りたいのであれば、せめて週一で店に足を運ぶくらいのリサーチはするべきだ。


よしもとばなな。想像を現実と語る女。ダバダ~♪
小説ならいいさ。でも、ノンフィクション系エッセイで、しかも人様の悪口を書こうってんだ。
「○○だと思うな」という想像で書ききるなんて、物書き失格。いやさ人間失格。


こんなエッセイを「よかったぁ」なんていっている人間も、結局は何も考えていないってことかな。
いい判断基準ができたことは喜ばしい。



女史はこの部分をこう結んでいる。

『そして多分あの店はもうないだろう、と思う。店長がすげかえられるか、別の居酒屋になっているだろう。』


だから調べろって!

『と思う』をつければいいってものじゃない!
いい加減ミスリードを誘って自分の都合のいい方向へ話を持っていくのはやめていただきたい。


『よしもとばななはそろそろ断筆しているだろう、と思う。みんなが彼女の書く文章に目を向けなくなっているか、彼女の作品を『印象に残らない例』として取り上げるようになっているだろう』

↑の様なものもOKということですねわかります。影響力が無いので全然信じてもらえませんがw



今回は「本当に居酒屋は流行っていなかったの?」という切り口からばなな女史が結構思い込みで書いてんじゃねぇのか?という疑問を出してみた。


次回でいい加減最終回にしますので、ご勘弁ください。長々すみませんです。

そんじゃね~ノシ
  1. 2009/08/20(木) 21:46:30|
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【その目は】よしもとばなな×居酒屋③【確かか】

こんばんわ。ここ二日ほどアクセス数がえらいことになって驚いている黒ウサギっす。

みんなよほどこの件に興味があるんだね。
影響力のある著名人ならではの反応といったところかな。


んでは、よしもとばなな×居酒屋の3回目いってみよう!



■店長は見る目がなかったのか?

さて、今回は『店長はばなな女史が言うように人を見る目がなかったのか?』という点に焦点を当ててみる。

といっても、ほとんどがこれまで語ってきたことの焼き直しになるかもしれない。極力それは避けたいんだけど、元のエッセイが結構グダグダだからまぁ、勘弁してくんなせ。

なお、エッセイ本文は長いので今回も書かない。
この話題の第1回目のエントリか、以下の参照下を見てくだされ。

■よしもとばななさんの「ある居酒屋での不快なできごと」(はてなブックマーク)
http://www.enpitu.ne.jp/usr6/bin/day?id=60769&pg=20090808


では本題。ばなな女史は、「何なら金は払うから、持込のデザートワイン飲ませて」と訴えたが、店長に『ばかみたいに真面目な顔(笑)』で却下された。
そのことを不満に感じた一行は、店を出て往来でワインを飲みながら談笑という、深夜一時という時間帯を考えると『非常識』と言える真似に出るのだが、その後女史が語る店長への感想がこうだ。

『もしも店長がもうちょっと頭がよかったら、私たちのちょっと異様な年齢層やルックスや話し方を見てすぐに、みながそれぞれの仕事のうえでかなりの人脈を持っているということがわかるはずだ。』

おそらくこの件が本エッセイで最も反感&共感を得ている箇所なのではないかと思う。

黒ウサギはここがかなり不快だった。
どのぐらいかというと知り合いがこんなこと言い出したら説教するレベル。

よしもとばななの文章、特にエッセイは読者に提供する情報を絞ってミスリードを誘う傾向が強い(といってもまだ数冊しか読んでいない為、一概に言えないかもしれないが)。

ここにいたるまでのもろもろの記述でも、『店長=頭の固いルール至上主義者』『私たち=悪いとは知りつつも特別なワインを持込で飲みたいという希望を『バイトの女の子』に了解してもらった、いわば許可をもらった人間』という風に読ませようとしている(実際そう考えているのかもしれないが)。

数人に前回の部分まで読んでもらって確認をすると、年齢性別を問わず7割がそう答えてきたので、まぁ、そんな感じなのだろう。
むしろ、黒ウサギのような読み方をする人間がひねているという可能性も否定できない。


『異様な年齢層』、『ルックス』、『話し方』に関する情報が一切提示されていない状況で、この店長が、彼女らを『それぞれの仕事のうえでかなりの人脈を持っている』ことが理解できない、所謂『人を見る目がない人間』だと読者に認識させることは無理がある。

このエッセイを肯定的に読んでいる場合、すでにフィルターがかかっているので「そうそう。この店長見る目無い!」となるのだろうけど、黒ウサギのような視点で読む人間にとっては「わかるわけねぇだろババァ!w(毒蝮三太夫風に)」である。

・どんなメンバー構成だったのか?7人いるようなのだが、まったく個人名が出ないのでなんとも。
・その『かなりの人脈』って具体的にどういうものなのか?どの業界に強い人脈なのか?
・『異様な年齢層』とは?42歳のばなな女史と34歳の『男の子』がいることは記載があるが、他の5人はどういう年齢?十代から八十代までカバーとか?
・『ルックス』って言われても・・・友達の送別会とはいえ大規模チェーンの居酒屋でしょ?そんな気張った格好はしていないものと思っていたんだけど。
・『話し方』にしても、それまでの会話の内容が全カットでは判断のしようが無い。


こんな少ない情報で「この店長は私たちが『かなりの人脈』をもつ特別な存在だと気づけない、少し頭の悪い人間」と思わせようとするのは、やはり無理がある。

よしもとばなながもうちょっと頭がよければ、普通なら『人脈ありそうだ!』と認識できるようなエピソードを軽く挟むはずだ。



では『かなりの人脈』があるということがどういうことにつながるのか?それについてはその後の件で書かれている。


『それが成功する人のつかみというもので、本屋さんに行けばそういう本が山ほど出ているし、きっと経営者とか店長とか名のつく人はみんなそういう本の一冊くらいは持っているのだろうが、結局は本ではだめで、その人自身の目がそれを見ることができるかどうかにすべてはかかっている。うまくいく店は、必ずそういうことがわかる人がやっているものだ。
 そしてその瞬間に、彼はまた持ち込みが起こるすべてのリスクとひきかえに、その人たちがそれぞれに連れてくるかもしれなかった大勢のお客さんを全部失ったわけだ。』



後半を要約するとこうだ。

『不快な店だ!もうこない』『その人が連れてくるかも知れなかったリピーター全のがし』『ざんねん!あなたのお店はこれでおわってしまった!』


なんと言う短絡思考。そして自分の発言の影響力の過大評価っぷり。


ばなな女史を含めた7名がどういう構成で、どの業界に属していて、どれだけの人脈を持っていて、どれだけの影響力があるのかは定かではないが(そもそもばなな女史の人脈自体どれほどのものかはっきりしていない。出版業界には強そうだが、それ以外ではどうなんだか)、彼女たちが一言「あの店気に入らないから行くな」といったら全員が行かない、とでも思っているのだろうか?

もしそれが現実であるのであれば、たいした女帝っぷりである。



現実には彼女がそういうまねに出たところで、この店(というよりもチェーン)にはさしたる被害は無い。

その理由はこの店が『大規模チェーンである』ということだ。
※前々回のエントリで、ばなな女史の記述を基に設けた前提にによるものです。念のため。

そもそもこの店の周辺に女史ご一行の知り合いが集中しているわけではない。
・仮にご一行の知り合いが、付近に合計30人いたとする。
・仮にその30人のうち半分は普段からこの店を使っていたとする。
・仮にその人たちがこの店を利用する意思があったが、女史たちの呼びかけでやめ、残りの15名も行かなかったとする。


居酒屋の一日あたりの平均来客数はチェーンや店舗によっても異なるが、総務省の発表では一日平均67名ほど。

82名になるところが52名になりました、ということ・・・いや、これは一日平均だからそのまま30倍するわけには行かないか。

毎週末飲みに行くとして、月間で+60名(15名*4週)できるところが-60名(既存の15名*4週)になるZE☆・・・ということでいいか?

今までの平均=月間2010名
ワインを認めたら=月間2070名
認めなかったら=月間1950名

平均客単価が2100円として、±12.6万円の変化が生まれる・・・と。

女史たちの影響力に限定して、しかもちょっと無茶な仮定をして言えばこう、というレベルだから、計算しても意味無いんだけどね。
客数平均も大小いろいろな居酒屋を合わせたものだしなぁ。

うーん。個人経営の店なら死活問題・・・でもないか。
大規模飲食チェーンなら、なおさら痛いというほどではないな。そもそも毎回この店を使うかだって怪しいから、もっと被害は少ないかも。

負の連鎖が生まれる可能性もなくは無いが、その場合は飲食チェーンだって黙ってはいない。
イメージ回復のアクションを何かしらとるはずなので、持ち込みワインを飲むことを拒否したことにより、ジリ貧でやがて閉店、ということはまず無いだろう。


むしろこの発言の問題はそういうところではなくて、バナナ女史が狙ったのかどうかは不明だが、こう読み取ることもできてしまうということ。

『金やコネ、人脈のある人間のはなつ我侭は受け入れろ。そうしないとお前の店は損をするぞ』

これはもう単なる脅しだよ。
売れている作家が、同等レベルの友人と『かなりの人脈』を利用して一チェーン店舗の雇われ店長に脅しをかけているという図。

醜悪。正直吐き気がするよ、この考え方。

本人が「そういう意図は無い」といったとしても、仮にも物書きがそう取れてしまう文章を書くなんて本末転倒。
2008/03/02の彼女の日記には「私には文才が」と発言していますが、何をかいわんやだな(ただし、こういった反応を狙って書いたのであればその限りではないですが)。

ちなみに似たような反応をしているエントリが結構目に付くから、黒ウサギが特別ひねくれているわけでもないようだ。



女史が言う『成功している人のつかみ』。つまり『人をしっかり見て、その人に適したサービスを提供してこその栄える店のオーナーの行動』は、2006年当時のそれですらもう当てはまらなくなっている。

すでにバブルがはじけきっており、場末のスナックのママさえもが上昇志向を持っていた時代など当の昔になっているのが2006年だ。
まぁ、エッセイが書かれた時期がさらに昔だとしても、さして違いは無い。

2002年頃~現在にかけての労働のスタイルは、どれだけがんばっても一定以上の収入が見込めず、出世の可能性も低いことから、その枠内での生活に収まって平坦に行こうとするタイプと、そういった人間を従え、上昇するタイプとに分かれていっている。もちろん、無気力化して落ちまくる人間だっていた。

大規模飲食チェーンの雇われ店長などその際たるもので、前項でも説明したが、仕事が増え、責任が増す代わりに生活に跳ね返ってこないため、中には現状維持を良しとし、無理なリスクは追わないスタイルの者だっていたわけだ。まぁ、それが黒ウサギの知り合いなんですが。

各店舗は実際にはチェーン本部が経営しているようなもので、店長は事務手続きとトラブルの収拾ぐらいが主な仕事なため、本部の意向に逆らうケースは少ない。
さらには本部の用意したマニュアルが用意されているため、基本的にはそれに従っていればいいのだから、従業員も安心だ。



ちょっと脱線する。

よく作家やら識者やらが口にする「マニュアル社会はよくない!昔のように心の通った社会にしよう!」という言葉だが、彼らのいう「心の通った社会」とやらをこのご時世に作るのはまず無理だ。特に都市部では。

彼らが思い起こす「心の通っていた昔」とはいつごろの事を指すのだろうか?
団塊が戦時中の世代が耕した土地の上に城を建てて「俺達がこの城を作ったんだZE☆」と得意になっていたころか?
それとも東京タワーすら建っていなかったころか?

そのころに果たしてどれだけ『心』が通い合っていたか、その時代に生きていない黒ウサギには分からない。懐古的なものじゃないかと思うことさえある。
人口が少なく、ほとんどの人間が押しなべて貧しく、考え方のパターンが画一的であった時代と、すべて間逆である現代とで、同じ社会になると考えているほうがおかしい。

今は隣の人間が自分に危害を加える可能性がある時代。
そして実際に危害を加えられたとしても周りはマジで無関心という時代。


さらに言えば不必要に自分のテリトリーに踏み込まれることを嫌う人間が増えている時代でもある。

だが、これは『心が通っていない』わけではなく、『心を通わせる対象が特定されている』状態なのであって、完全に周囲をシャットアウトしているわけではないことをあわせていっておく必要がある。

多くの人にとって、生きていくうえで周囲の人間の助けはもはやそれほど重要ではなく、家族や恋人、友人に振り向ける割合を増やしたい。というだけなのだ。


そんな社会に受け入れられたのが、「マニュアルによって管理するシステム社会」である。


システム社会は無機的に見えるが、『平等』という点では従来の『情』を基点としたシステムと比べると公平性が高い。
行動に指針があるため、何かことをなすときの不安・ストレスも軽い。


まさに多くの人間が集う都市部で受け入れられやすい形式なのである。


地方ではいまだに相互扶助の精神が強く、お互いに係わり合いを持つことで生活を成り立たせている地域もある。
だが、そういった生活を好むのは相応に年をとった人間(体の自由が利かなくなりつつあるほど)がほとんどであり、若者はそれを嫌う傾向がある、ともされている。



話を戻そう。

『きっと経営者とか店長とか名のつく人はみんなそういう本の一冊くらいは持っているのだろうが、結局は本ではだめで、その人自身の目がそれを見ることができるかどうかにすべてはかかっている。うまくいく店は、必ずそういうことがわかる人がやっているものだ。』

恐ろしいまでの画一化と自身の理想のごり押し。中学生の作文レベルだ。
本当に時代遅れのステレオタイプなんだな、思考が。
(「だが、そこがいい」とか言うなよ。それは単なる甘やかしだ)

ばなな女史の言う『うまくいく店』というのが、どの店を指しているのか参考にさせてもらいたいものだが、大規模飲食チェーンの形態が理解できていない女史にはなぜ店長があのような態度に出たのか理解ができないのだろう。

だからこそ雇われ店長である彼が『店の経営についての決定権を持っている』というような認識の発言をしてしまうのだ。

繰り返しになるが、大規模飲食チェーンの経営はチェーン本部が考える。雇われ店長の彼にはそこまでの権限は与えられていない。

さらに言えばチェーン系はどこも基本的にそうだ。コンビニエンスストアだって、花屋だって、方針やマニュアルは本部で用意する。
従業員はそれを『店長用』『中堅従業員用』『新人用』と分けることはあっても、自らその内容を書き換えることはしない。いや、本部から許可されていない。

一部の「別にクビになってもいいよ。その代わり好きにやるZE☆」という人間や、マニュアルの持つ意味を理解していない人間などがイレギュラーな対応をすることがあるが、これはチェーン店では忌み嫌われる行為であり、場合によっては処罰の対称にさえなる。
(前にも書いたがセブンイレブンのお弁当値引きがらみのいざこざを思い出してほしい)



ここで本エントリの主題だ。

『この店長は、ばなな女史が言うように人を見る目が無かったのか?』

答えはNOだ。というよりも・・・
『見る目云々ではなく、彼は人を見る必要が無いのだ』

彼には端から『経営』に関する考えは持ち合わせる必要が無く、マニュアルに従って自らの職務を全うしたに過ぎない。それが雇われ店長の仕事だ。

そしてそれは、彼がこの業界で生きていくには必要な【『処世術』でもあっただけだ。

『人情』などという言葉をここに持ち込むと、回りまわって自らの立場が危うくなる可能性もある。
今はアメリカ並みとは言わないけれど、無茶なクレームがまかり通る時代でもあり、ルールを破る前例を作ると、そこから雪だるま式にルール破りが膨れ上がり、やがてルールは無くなる。後手に回ると軌道修正時に想像以上のリスクを伴うことになる。


極端な例だがその可能性を回避するために頑なにルール外の辞令を拒んだ彼の姿勢は大規模チェーン型のサービスのひとつの到達点である。

「周りに人がいないからいいじゃん」とか「そんな硬いことでは客商売としてどうよ」という意見もあるだろう。

だが、この店長は『許可することにより発生する可能性のあるリスクと、拒否することにより発生する可能性のあるリスクを天秤にかけ、拒否するよう結論を出した』マニュアルに従ったのだ。


「それでは彼がまるでロボットではないか」

そのとおりだ。
チェーン店の従業員は、一定レベルのサービスを確実に提供するために作成されたマニュアルにしたがって働く必要がある。それ以外の行動は基本的に許可されていない。


「ロボットになるなんて、なんと言う働き甲斐の無い仕事だ」

価値観を押し付けないでいただきたい。
すべて規定されていることに安心感を覚える人間もいるし、働くことに生きがいを見出すなどという前時代的な観念を持ち出さないでほしい。
出世のために働いたり、何かを後世に残すために働くものもいる。
趣味に使うお金のために働くものもいる。
今夜のまかない何かなで働くものもいる。

気になるあの娘と同じ職場♪というのだっているだろう。

働くことを至上とする時代など、バブルと同時にとっくにはじけているのだ。認めようとしないだけ。
それをさびしいとか残念とかもったいないとかいうのはその人の主観でしかない。

仕事に貴賎なし。
マニュアルどおりに働く仕事も、必死に頭をひねって創意工夫する仕事も、印象に残らないような小説を書く仕事も、みんな同じ仕事だ。


蛇足を覚悟で、仮に彼が実はマニュアルに従わない人間だったとしたら

多分断った理由はバナナ女史ら側にあったんだろうなと思うよ。

『ちょっと異様な年齢層やルックスや話し方』・・・。『ちょっと』がどこまでかかるかがわからないのだが、明らかに彼の判断では『ヤバイ客』だったんじゃないかな。

性質の悪い客に見えたとしたら、『さらに要求がエスカレートする可能性だってある→損して得とれどころか、もっと損をするかもしれない。』と考えたかもしれない。

または、単に彼女らの言い方、態度にカチンときてしまったか。

42歳の妙齢(笑)からみて若いとはいえ、一応店長の肩書きを持つ男だ。
ばなな女史のここまでの書きぶりを見るに、ずいぶんと自分を偉いと考えているようなので、相応の反応をしたとも考えられる。日記とか見てもサービス業の人間を見下すのが大好きみたいだし。


彼女の一方的なエッセイしか情報が無いのでそのあたりの判断は難しいが、もしそうだったとすると、彼の人を見る目は確かなようだ。

黙って店を去った後で、エッセイという形で愚痴をこぼすような女だ。おそらく『かなりの人脈』にも吹聴して回っているだろう。

これが逆に許可した場合も似たような反応をするかもしれない。となると、『持ち込みOKですってばななさんから聞きました』などという馬鹿がぞろぞろくるとも限らないのだ。
売り上げ減はもとより食中毒でもでたら目も当てられない。

だから、断る。なるほど。さすが店長・・・ということだ。

単純に考えて、常連でもない「異様な年齢層やルックスや話し方をする」連中が、店長である彼になんら断りもなく持ち込んだワインを持ち出して飲み始めたら、そりゃ咎めるでしょ、普通。



ずいぶん長くなったので今回はこの辺で。
次回は「本当に居酒屋ははやっていなかったのか?」というあたりを軸に行ってみようと思う。


そんじゃね~ ノシ



  1. 2009/08/19(水) 21:57:39|
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【クチは】よしもとばなな×居酒屋②【ツグマない】

ということで昨日の続きなのだが、よしもとばななの公式ページがあったので、ちょっとのぞいてみた。

日記があったので、人となりが見れるかな?と思ったのがそもそものきっかけだったんだけど、
読まなきゃよかったと激しく後悔。

■日記
http://www.yoshimotobanana.com/cgi-bin/diary/diary.cgi?page=5&yy=2001&mm=11

つい最近も運送業者をバカにするかのような内容の日記があったし、過去にさかのぼると2001年に刺青しているために入浴を断られたスーパー銭湯に逆切れして散々罵り呪った挙句、「早く潰れないかな」などと言い出す始末。

8年も前(34歳)からこんな人間だったのね。

絆創膏貼ればいいというその神経がもうおかしいんだよ。

刺青を入れるリスクを負っているにもかかわらず、「今まで大丈夫だったもん!」「○○では絆創膏貼ればOKだったもん!」と逆切れするような奴だから、入浴を断られたの。

刺青を入れたりしない一般人からすれば、そういう逆切れを平然とかます刺青女は絆創膏を張っていてもお断りです。
絆創膏張ったから真人間になるわけじゃないでしょ?

刺青ったって『バナナ』と『オバQ』だし。アホか。せめて酒井紀子をみならえ。

この日記は痛い女の毒電波日記のようです。書くならオフラインの日記に書いてほしいものだ。

どうも社会への適合性が不足したまま今に至っているようですね。この方。
作家なら仕方ないと片付ける周りの人間も悪いのだが、正直言って礼節面では最低だと思うよ。
こんな人間がこれから話すエッセイで「人を見てうんたらかんたら」なんて言っているんですからあきれてしまう。

態度の悪い人間にはそれ相応の反応しか返ってこない。

このことを、もう少し早く理解しておければ・・・。


・・・早く日本から出て行ってくれないかなぁ。
この人の気質は、むしろ海外が似合っていると思うよ。

小説書いてなけれればただの電波・・・か。

ま、日記の方はまた今度まとめるとして、まずはエッセイの方から。
ちょっと長いので、覚悟の上で読んでほしい。文章構成スキル低くてすまぬ。



■ばなな女史ご一行と店長の主張、どちらが是なのか?

前回の予告とちょっと異なるけれど、『店長の人を見る目』を考えるための前提として、双方の主張がぶつかり合うところまでをちょっと取り上げようと思う。

なお、エッセイ本文は長いので今回からは書かない。
この話題の第1回目のエントリか、以下の参照下を見てくだされ。

■よしもとばななさんの「ある居酒屋での不快なできごと」(はてなブックマーク)
http://www.enpitu.ne.jp/usr6/bin/day?id=60769&pg=20090808


では本題に入ろう。

まずは発端となる、『ばなな女史の友人が「お土産のデザートワイン飲もうZE☆」と言い出した直後のご一行の行動』から。

『お店の人にこっそりとグラスをわけてくれる? と相談したら、気のいいバイトの女の子がビールグラスを余分に出してくれた。』

『コルク用の栓抜きはないということだったので、近所にある閉店後の友だちの店から借りてきた。』

『あまりおおっぴらに飲んではいけないから、こそこそと開けて小さく乾杯をして、一本のワインを七人でちょっとずつ味見していたわけだ。』


一つの文章を三分割したが、あまり深い意味はない。読みやすいかなと思って。
この話、だらだら長くて読むのつらいからさ。・・・黒ウサギがw

店員の女の子が店長に怒られ、ばなな女史ご一行が店長に説教されるまでの間に女史らがとった行動の記述だ。
エッセイだからなのか意図的になのか、ミスリードを誘いやすい書き方が一部含まれているが、まぁ、こういうことをしていましたよ、と。

ちょっと気になったのが『お店の人にこっそりとグラスをわけてくれる? と相談したら』の件。
これ、ちゃんと「持ち込んだワインを飲みたいので」と頭につけたんだろうか?

飲食店ではままあることだが、「頼んだ飲み物を分けたいけど、同じグラスじゃアレだからともうひとつくださいな」と注文することがある。
それだけに店員も「ああ、飲み物分けるのね」ぐらいに考えていた可能性も、この文章では否定できない。

『ビールグラスを余分に出してくれた』という記述からだと、どちらとも取れるんだけどね。
ワイングラスであれば説明している可能性が高いんだけど・・・。ビールグラスって、要は一番特徴のないコップだから。

『コルク用の栓抜きは~友だちの店から借りてきた』
この行動もちょっと首をひねる。ちょっと常識はずれだよね。誰の友達で、誰が借りに言ったかはわからないけれど。

栓抜きがないのであればそこであきらめるか、またはその友達の店とやらに河岸を変えればいいだけの話じゃないのか?友達なら店あけるなり場所かすなりしてくれんじゃね?なぜこの店にそこまでこだわるのだろうか?

『あまりおおっぴらに飲んではいけないから、こそこそと開けて小さく乾杯をして~』
なるほど。自分たちのしていることが、世間一般では眉をひそめられる行為であるということは一応理解していたようだ。

であれば栓抜きがないという時点であきらめるか、近くの友達の店に行くのが、『大人』な行為だと思うが・・・。先ほども書いたが、どうしてもここで飲みたかったのはなぜ?

確かに店を変えるとそれまでのテンションがリセットされることがあるので、この店で飲みたかったという理屈はわかる。
そこはわかるのだけれども、この後展開されることを読みすすめると、同意できた部分がきれいに消し飛んでしまうから不思議だ。

まさかあえて煽っているわけじゃないよね?



で、ここで今回のエッセイのキーとなる『店長』が登場する。

ばなな女史らの行動に気がついたのか、それともバイトの女の子からの報告を受けたのか、彼女らにグラスを渡し、持ち込んだワインを飲むことを許したことについて、バイトの女の子をしかる店長の姿が描かれる。

『厨房でバイトの女の子が激しく叱られているのが聞こえてきた。』

まぁ、これもチェーン店なら普通というわけではないが、飲み屋系なら普通にある話。
「従業員が粗相をしたら、その場でしかる。客に迷惑をかけているのなら、従業員をしかる前に客に詫びを入れる」
これは鉄則だろう。

具体的にどうしかられているのかという描写がないため、本当に「激しく」しかられているのかも微妙だが。

糸井重里経営の喫茶店で「バイト」した程度の社会経験。
その後小説化デビューをしてとんとん拍子に有名になった彼女の言う「激しくしかられている」という描写は、仕事がらみで辛酸をなめることもある私の認識する「激しく」と、どのぐらい合致しているのだろうか、と。

そして店長が登場する。その描写はこうだ。

『突然店長というどう考えても年下の若者が出てきて、私たちに説教しはじめた。こういうことをしてもらったら困る、ここはお店である、などなど。』

ばなな女史は今年45歳。エッセイ集が刊行された2006年なら42歳か。

『どう考えても年下』がばなな女史と比較してという意味として進めるが、この表記は完全に蛇足であり、場合によっては反感を覚えることもあるだろう。

42歳から見た年下なら20代後半~30代中ごろか。大規模チェーンの居酒屋であれば普通にあるレベルだろう。
長期のバイトから社員に登用。そして店のあれこれを知り尽くしているということでマネージメントをまかされる。
実に正当なステップだ。私も三十代前半であるが、先日までひとつのプロジェクトをまかされていたし、近く新規に立ち上がるプロジェクトのリーダーを務めもする。

日々是勉強などというが、結局吸収性の高い三十代までにいろいろ学んでおかないと、四十代からはむしろ後進に伝えるなど放出する側に回りがちなので、自らのスキルアップが困難になるのだ。

これは黒ウサギが今まで接してきた様々な方から同じように聞いている話だ。

また、店長の言葉が『説教』に当たるかもはなはだ疑問だ。

『こういうことをしてもらったら困る、ここはお店である、などなど。』

どういう言い方だったのかの記述すらないので、この店長がどういう資質の持ち主であったかの判断ができず、あたかも態度の悪い人間とミスリードさせようとしているところも鼻につくが、およそこんな言い方だったのではないか?

「持ち込みのワインを飲まれているようですが、ここは食べ物飲み物を提供する場なんです。こういうことをされると困るんですよ」

丁寧すぎず、かつ暴言でもないレベルならこんなものか。

別段『説教』ではないでしょ、これ。『苦言』『忠告』『注意』そんなレベルじゃないか?
『などなど。』のところがどうであったかによっても違いは出ると思うが、ここで書かないということは、上の言い方を『説教』と認識し、強く印象に残ったと考えるべきだろう。

エッセイという形式である以上、読者に何かを伝えたいとしているわけだから、そこでどうでもいいエピソードを含めるはずがない。
物書きとしてお金をもらっているプロならなおさらだ。

親から『注意』されて謝った後、こっそり影で「『説教』してんじゃねーよ」と愚痴る。そんな子供みたいな反応にも思えますが考えすぎですかそうですか。

別の角度から考えると、この『説教』は『どう見ても年下の』にかかっている、様にも読める。

四十、五十代でリストラされ、バイトをせざるを得ずに、二周り以上も年下の人間に囲まれて働き、物覚えが悪いために「お荷物」扱いされた人たちがよく漏らす言葉。
「俺はできるやつなのに、何で『年下の言うことを聞かなきゃならねぇんだ』」

黒ウサギも正しくないプライドを持っている部分があるので、確かに人生経験が浅い、能力的にも劣っていることが明白な年下から注意を受けたり、こちらの言うことを無視されたりすると、うっかり殴り飛ばしそうになるほど癇に障ることがある(いや、やらないよ?養わないといけない家族がいるし)。

だが、『年下』であるということと、『無能』であることはイコールではない。このことは忘れてはいけない。

それがまかり通るなら、よしもとばななは黒ウサギの父よりも無能ということになるわけだ。親父サイコー!

『あまりおおっぴらに飲んではいけないから~』などと自らこの場でやってはいけないことであろうと認識しているにもかかわらず、それを注意されると『説教』と表現する。

たいした居直りである。ずいぶん『有能』な42歳のようですね。
なんと言うか・・・姑息だ。やり方が。

おそらくこの件は『若造が私に注意しやがった!』とカチンときたのだろうなと想像するが、やはり店長がどのような人間なのかの描写が足りないので、単なる『上から目線で語るいやな年寄り』以上の印象をもてない。

エッセイストとしては限りなく『無能』だなと。黒ウサギより一回り以上も年上なのにねぇ。
(とはいえ、これに共感している人間がいることも事実。読み手の年齢や立ち位置によってもこの辺は変わるのだろうね)



さて、ここでばなな女史が反撃に出る。自らが認識している『この場にふさわしくない行為』を正当化し、許可を得るための発言だ。

『私たちはいちおう事情を言った。この人は、こういうわけでもう日本にいなくなるのです。その本人がおみやげとして海外から持ってきた特別なお酒なんです。どうしてもだめでしょうか? いくらかお金もお支払いしますから……。』

果たしてこの文言どおりに言ったかも疑問だが(授賞式などかしこまった場で話す場面を見たことがあるが、その際の印象から少なくともプライベートでこういう言い回しで訴える人には思えなかったため、疑問を提示しておく)、これは単純に言い訳レベルのものであって、店にとってはどうでもいいノイズ情報の羅列だ。

・その場にいる人間の一人が日本を離れる。いなくなる。
・これはその本人が「おみやげ」として海外から持ってきた特別な酒だ(誰へのお土産?どのぐらい特別なんだ?)
・金は払うから飲ませてほしい。


特に三つ目。「金は払う」というところに反発する人が多かったようだ。黒ウサギもこれはカチンと来た。
少し言いすぎかもしれないが、これは「万引きを咎められて、「お金は払いますから見逃してください」といっているのと変わらない状況」ではないだろうか?

後述するが、このエッセイの後半では「人情」に触れている。
だが真っ先にエッセイの著者本人が金で解決しようとしている。
(直前までは人情で通そうとしているけど、この言葉を出した時点で台無しだ)

彼女がエッセイの最後で語る「いいときの日本」というのは「金で解決できたころの日本」ということなのだろうか?
さすがバブル真っ盛り世代だ。そりゃ就職氷河期世代と思われる店長とはそりが合わないはずだよ。

その後の記述もひどい。
言い訳にも程があり、上のように感じた読者が出たときに備えて同情を買おうという意図さえ感じる。

『店長には言わなかったが、もっと書くと実はそのワインはその子の亡くなったご主人の散骨旅行のおみやげでもあった。人にはいろいろな事情があるものだ。』

言わなきゃわかりません。
たぶんバイトの女の子にも言ってないぞこれ。

よしんばこれを口にしたとしても、「散骨旅行のお土産」がどれほど特別なのか、黒ウサギには理解ができません。

「おみやげ」なんでしょ?

ご主人が作ったわけでもなく
(想像したくないが)ご主人の『成分』が含まれているわけでもなく
ばなな女史らが経験として共有していない「散骨旅行」の際に購入した、店に並んでいる「おみやげ」
なんでしょ?

「散骨旅行」だから特別なのか?
「おみやげ」だから特別なのか?
「散骨旅行のおみやげ」だから特別なのか?
はたまた
「日本からいなくなる」から特別なのか?


店に持ち込んで飲む必要があるほどの特別性を、ばなな女史はどこに感じ取ったというのだろうか?

少なくとも黒ウサギとしては「酔った勢いで『飲んじゃおうZE☆』ということになった」程度の印象しか受けません。



この訴えに対する店長の反応も至極もっともだ。

『しかし、店長は言った。ばかみたいにまじめな顔でだ。
「こういうことを一度許してしまいますと、きりがなくなるのです」』


この店は大規模チェーンだ。小さな店と比べ、一日に出入りする客の数は桁違いである。
もし持ち込みを許し、それが口コミで広がった場合、客は増えるが売り上げが思ったほど伸びないという結果も考えられる。

そしてこれも社会経験をある程度つんだ人間・・・おそらくはバイトの学生さえ知っている『一般常識』だが、この手のチェーンの店長は『雇われ店長』であり、主な仕事は『他の店員と同レベルの日常業務+マネジメント業』。経営を考えることは許されていない。

さらに言えば、下手に本部の意向に逆らえばあっさりと降格、下手をすれば首を切られるのだ。
『仕事が増え、給料が少し増え、だが権限は変わらない』
これが雇われ店長というものである。


最近の例としては「社のイメージを損なう発言をした」としてセブンイレブンとのフランチャイズ契約を解除されたケースがあるが、ああいったことが以前から普通に行われているのが、飲食だけではない、販売系チェーンの業界なのである。


前回「この店は大規模チェーン」と定義しているので、その流れで進めるが、この店長は『雇われ店長』である以上、本部が持ち込み物の飲食を禁止していればそれを禁止しなければならない。
うっかり許し、それが口コミで広がり、責任を取らされることになったとしても、目の前の客は何の保障もしてくれないのだ。
自分の生活は自分で守らなければならない。

それが、店長の返事として現れている。

ばなな女史は『ばかみたいにまじめな顔でだ。』などといっているが、『ばか』なのはどちらなのか?

自らの職務に忠実に、そして与えられた権限の中から自らの回答を選択している店長を、『ばかみたいに~』などという資格が、果たして彼女にあるのだろうか?

「もしそれであなたがクビになるのなら、私が仕事を世話してあげるから、飲ませてくれませんか?」

大規模飲食チェーンの店長である彼の背景を理解できれば、出てくる言葉はこうなるはずだ。

ばなな女史はそこらにいる「ずっと家の中がテリトリーだった」主婦と、大差ないレベルでしか社会を理解していない、ということである。

大げさに言えば、この程度のことは今では書籍でも映像でもネットでも手に入る。物書きであれば『当然』そういった情報収集は怠らないだろうし、取材と称していろいろな場所に出入りしているのだろう。

にもかかわらず、この程度の浅い見識しかないところが、バブル全盛期の作家なんだな、と感じた。



そしてそれは、その後の言葉ではっきりと黒ウサギの心に刻まれた。

『いったい何のきりなのかよくわからないが、店の人がそこまで大ごとと感じるならまあしかたない、とみな怒るでもなくお会計をして店を出た。そして道ばたで楽しく回し飲みをしてしゃべった。』

これは書いていて恥ずかしくないのかなとさえ思う。。
自らの見識のなさ、現代における一般常識の欠如をこれほどはっきりと言明するとは。
バカの壁だバカの壁

『いったい何のきりなのかよくわからない』については、もう上で述べている。
この程度のことも想像できないからこその「特別な酒なんです」、「お金は払いますから」発言だったのだなと理解はできた。あれ、マジだったんだな・・・。

『そして道ばたで楽しく回し飲みをしてしゃべった。』

舞台設定は東京だ。しかも、エッセイの後半では『土曜日の夜中の一時に客がゼロ、という状況はけっこう深刻』と語っているということは、ある程度人口が集中しやすい都市部なのだろう。

そんなエリアで路上で回し飲みする七人。しかものみながら『楽しく』しゃべっているわけだ。

往来の邪魔だよ!

そんなの人の少ないところへ行ってやるか、自分の家でやるか、近くの『友達の店』とやらでやればいい話であり、なぜ路上でやることになったのかがわからない。

ちなみに『持ち歩いていたワイン』ということは、相当揺らされていた上に温度管理もずさんなはずだ。せっかくのお土産なのに、そんな飲みかたされるとは・・・。
どう考えてもただの酔っ払いですありがとうございました。



仮に『往来でワインあけて飲む』という行為が問題ないほど人の行き来がなかったとしよう。

とすると今度は彼女がエッセイの後半で語る『土曜日の夜中の一時に客がゼロ、という状況はけっこう深刻』に説得力がなくなる。
それほどに人がいないのであれば、そりゃ飲み屋だってスカスカだろうさ。

まぁ、このあたりはその件が出たところで書いていこう。この節の趣旨から外れるのでね。



ちょっと先へ進みすぎた感はあるが、ばなな女史側から見た、女史側・店長側の主張をそれぞれ見てみた。

極力客観的に見たつもりだけど、相当恣意的な表現を用いて『店長が悪』という印象を持たせたかった様に感じたため、気持ち店長よりかもしれない。
黒ウサギ自身接客業の経験もあるし。

その辺はご容赦を。


お互いの立場というものもあるのだが、ざっくり言うと、

・ばなな女史は『客』ということを利用して我侭を通そうとしている。
・店長は「雇われ店長」であることを自覚しており、その範囲内で職務を全うしようとしている。


言い換えれば『甘え』VS『真面目』であろうか。


『甘え』を許可してそれが氾濫し、かえってルールが厳しくなることが起こる昨今。

一定レベルのサービスを確実に提供する大規模飲食チェーンではブレを嫌う傾向があるため、結果『甘え』を極力排除し、すべての客にひいきのないサービスを提供することになる。
(だからこそ『平等で、当たり障りない』大規模飲食チェーンが庶民に受け入れられた、とも言える)
そんな店の店長であるという前提であれば、この店長の反応は至極まっとうだ。

それだけに「すべての飲食店が『自分の基準』に合致しているレベルのサービスをしているはず」という前提で話を進めている節のあるばなな女史のほうに、『非常識』(いや、世間知らずか?)という印象がぬぐえない。


ちなみにこんなやり取りがされているYahoo知恵袋のエントリを発見。

■居酒屋での持ち込み料金の設定について質問したいです!(Yahoo知恵袋)
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1424575929

個人経営だって持込は困るという感覚があるという一例だ。

もともと客の総数が大規模チェーンと比べると少ないため、断って悪いうわさが広がると、売り上げに直結するから受け取っているだけであるというケースもあるわけだ。

店が客の『甘え』を受け入れる代わりに、客は店に通い続けて店を存続させる。
それを当然で、飲食店のあるべき姿と絶対視しているのがばなな女史なのだろう。
「お客様は神様です」という言葉を誤って理解しているいい見本のようなものだ。物書きなのにね。

女史の考えの根底ついては、もう少し読み進めていくと女史の発言の本当の意味と共にはっきりするのだが、それはまた次の機会に。


女史以上にぐだぐだな話に付き合ってくれてどうもありがとう。

そんじゃね~ ノシ
  1. 2009/08/18(火) 21:55:10|
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